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山域・コース
北海道 小樽・赤岩
実施年月日
2005年8月25日
参加者
杉本夫婦
コースタイム
8月25日 
8:30発札幌(1410km)→<札樽道>→小樽→9;30着赤岩(1459km)11:00発 →小樽→<札樽道>→12:30着札幌(1521km)
20:00発札幌→<道央・日高>→21:00着苫小牧東港(1591km)  23:50敦賀に向けフェリー出航
(画像にマウスポインターをあててください)
 もう30年も昔のことになってしまったが,ほほとんど毎週日曜日にこの赤岩にクライミングに 来てたいていのルートを登ってしまった時期があった (クレッターシューズでなく革の登山靴で登っていた時代である)。 今日の夜のフェリーで敦賀に向け出航するので,午前中だけだが懐かしい 赤岩を訪ねた。  当時は札幌から列車で小樽まで行き,中央バスの赤岩2丁目のバス停から歩いた。今回は札樽自動車道で 小樽まで行き,記憶を頼りに赤岩2丁目のバス停を比較的簡単に見つけることができ,峠まで道に迷って 時間をつぶすことはなかった。
 峠からは木に隠れて岩場は意外に見えなかった。  記憶違いか,30年の間に木が大きなり枝が生い茂ったの かよく分からないが不思議な感じだった。尾根道を窓岩の方に歩きながら展望の利く 場所で景色を眺めた。あまりに長い時間がたってしまったためか, 懐かしく登ったルートを思い出すというよりは,ルートを忘れてしまっていた。 しかし赤岩の遊歩道のすぐ近くのトリコニー岩・テーブルリッジ・不動岩稜などはすぐ分かった。 ただこれらも樹木にだいぶ埋もれたような木がした。
 また当時のグレードでA2のハングのあった窓岩はよく分かり懐かしかった。 リングの破損した埋め込みボルトが 連続しそのボルトの根本に細いシュリンゲを巻き付け,あぶみの掛け替えで 登ったことが思い出された。 でも感傷に浸るような心理にはならなかった。 また当時5級ルートといわれた佐藤ルートや漆原ルートは近くまで行く時間が無かったこともあり よく分からなかった。もっといろいろなことが走馬燈のように思い出すのではないかと思っていたが ,そんなことはなくあっという間に時間だけ過ぎてしまった。

暑寒別の山を背景にした赤岩の一部 赤岩から見る小樽港 窓岩リッジの窓が下の方に見える。人工登攀が終わった後ほんの数歩だだが5級といわれる部分があり苦労した。 窓岩の下の広い岩壁に,佐藤・漆畑ルートがあるはずだが,岩壁が陰になりいい写真が撮れなかった。

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