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山域・コース 白山尾上郷川 ブナゴヤ谷 カラスノ谷
実施年月日
2002年08月13日〜15日
参加者
 松永 白倉 角野 清水 杉本
コースタイム
       
8月13日
石徹白 倉谷出会い付近道路決壊地点で泊(24:00頃)
8月14日
石徹白大杉経由7:00発→9:25神鳩ノ避難小屋10:25→16:30テント場
8月15日
7:00発→7:25カラスノ谷・モミクラ谷出合→10:25大雨のためゴルジェ途中で引き返す →14:30ブナゴヤ谷出合→19:00神鳩の避難小屋
8月15日
神鳩の避難小屋→石徹白→帰宅
行動記録
白山尾上郷川 ブナゴヤ谷 カラスノ谷 2002/08/16〜08/18

カラスノ谷の遡行が目的だが,車を尾上郷川沿いに置いて尾上郷川を 御母衣湖からたどると帰りに車まで戻るのに苦労するので, 石徹白を起点にして,大杉のある白山登山口からから稜線に出でて ブナゴヤ谷を尾上郷川へ下降し,カラスノ谷を遡行し三ノ峰から 登山道を白山登山口に下降する予定であった。しかし,カラスノ谷の 最初のゴルジェの中で大雨となり,引き返し完全に遡行はできなかった。

13日 石徹白 倉谷出会い付近道路決壊地点で泊(24:00頃)。

14日 白山登山口(石徹白大杉経由7:00発)よりのんびりと 神鳩ノ避難小屋まで登る(9:25着)。谷の遡行にはいまいち天候がよくなく 少し様子を見てから出発(10:25発)。銚子が峰の方に少し登山道を登り 最初の小さな鞍部から藪こぎをしてブナゴヤ谷へ下降。 藪はすぐになくなり水流にでた。地形図で見るかぎりこのあたりの谷で 最も緩やかな谷だったが,予想どおりの平らな川床をどんどん下る。 魚影は驚くほど濃い。 そのうち10mほどの滝がでてきたけれど,一つくらい滝はあっても仕方ない などと言いながら順調に下降を続けた。谷が急に向かって右に 曲がる頃から谷相は急に変わり,滝が続きだす。地形図を見たときも 気になっていたが距離が短いし下りだからとたかをくくっていたが, 高巻きに意外に時間かかり出会いについたのは15:30頃になった。 広い尾上郷川の河原を淡々とテント場探しながら歩き16:30頃 狭い砂地にツエルトを張る。夜には雨がぱらつきだした。

15日 雨はぱらつく程度なので7:00発。7:25には予想外に早くカラスノ谷・ モミクラ谷の出会いに到着。 谷筋を進んでいくうちに,20mほどのなめらかに磨かれた滝がでてきた。 右岸を簡単に登りさらに進むと釜のある滝がでてきた。右岸の壁を登り 滝の上にでるルートを探しているうちに雨が強くなり,左岸のガレの 押し出しを登り高巻くことにする。雨が強いので,しっかりしたブッシュの あるところまで登ったため,高くあがりすぎ,40mダブルでアップザイレン することになった(9:25)。土砂降りの雨の中をこの滝に続く2段の滝の 下部にまず3名降りた。1段目の滝の右岸は少し登ってみて登れることは 解ったが,2段目の釜は少し増水し?落ち口を越えるのが不可能のように見え ザイルを頼りに登り直す。大雨の状態は変わらず,大きく高巻きをして進むか 引き返すか迷った後,この先の状態がわかないので,引き返すことに決定 (10:25)。尾上郷川の下降は増水して,今朝登るときには飛び石づたい 簡単に渡れたところも思わぬ時間がかかり,ブナゴヤ谷の出会いは到着は 14:30頃。天気は回復し一瞬青空も出て愕然とする。仕方なくブナゴヤ谷を 登り直す。下部の滝はすべて高巻くことにする。右岸尾根の南面より小さな ルンゼ(踏み跡?)をたどりF1の落ち口に,F2も右岸のガレを登り,F3は左岸の 藪を高巻いて越えた。雨の中で,足下が滑りこれらの高巻きには消耗した。 雨はまたひどくなり雷も鳴り出した。ひたすら登る。下りには気付かなかった が赤テープがつけてあるなど結構人は入っているようだ。 19:00頃神鳩の避難小屋着。今夜はここで泊。天気はすっかり回復し きれいな夕暮れとなった。

16日 神鳩ノ避難小屋から石徹白へ。

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