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山域・コース
北アルプス 黒部 赤木沢 薬師岳
実施年月日
2006年8月1日(火)午後発〜4日(金)着
平日だったのでこの時期としては比較的落ち着いた山行ができた。
赤木沢では誰にも会わなかった。
参加者
杉本夫婦
コースタイム
       
2006年8月1日(火)晴
17:30自宅発→東名三好I.C.→<東名・名神・東海北陸> →飛騨清美I.C→平湯→栃尾→ 道の駅「上宝」
2006年8月2日(水)晴
05:40道の駅「上宝」→飛越トンネル→07:45折立(自動車324.8km)08:30 →12:30太郎平小屋12:50→15:00薬師沢小屋
2006年8月3日(木)晴
05:30薬師沢小屋発→05:40〜05:50中の島→06:50左岸からガレ沢流入 →07:10〜07:10イワナ止めの滝のある本流函入り口→ 08:10〜08:20赤木沢出合 →11:15〜11:35大滝高巻・休憩→ 13:00〜13:45左岸から水が吹き出ていて,本流の水流が途切れる →14:00〜114:15稜線荷物デポ・赤木岳往復(休憩14:20〜14:30) 15:35北ノ俣岳→17:00太郎平→17:20薬師峠テント場(テント泊)
2006年8月4日(金)晴
03:55テント発→04:30薬師平→05:55〜6:20薬師岳頂上 →07:35テント着
09:15テント発→09:35太郎平 →10:10〜10:20五光台→11:10〜11:20三角点 12:45折立
13:15折立→14:08飛越トンネル→1430〜15:00山之村「高原の駅」 →神岡→<国道41号・県道90号>→飛騨清美I.C.→ <東海北陸・名神・東名>→東名三好I.C →19:40自宅(自動車623.9km)
8月1日
 自宅発が17:00を過ぎ,高速道路の通勤割引が使える時間となったので,  東名三好I.C.より97kmの東海北陸道美並I.C.で高速から離れてもう一度入り直して  飛騨清美I.C.まで行った。東名三好ー飛騨清美\3900のところが,  東名三好ー美並(割引\1300)+美並ー清美(\1900)となった。  平湯峠を越え栃尾の「道の駅上宝」まで行き車中泊。

 折立から太郎平への登り,有峰湖が見え 8月2日
 飛越新道を登る予定でだった。ところが農道の途中で,車窓からちらっと小熊(黒い大きな犬?)  が道路脇に見えたような気がしたので不安になった。  飛越トンネル入り口の駐車場には車は数台しかなく,登山者はほとんどいないようだった。  ちょうど寺地山まで日帰りで登る地元の人が「熊はいるよ」と言ったので  折立から登ることに変更し,有料林道(\1800)を折立に向かった。折立は  車が100台くらいありそうなほど混んでいた。
 今日は飛越新道経由なので薬師峠のテントサイトまでの予定だったが,折立から登ったので,  できれば黒部の沢中までと急いで登る。しかしあまりに暑くペースはあがらない。でも 何とか12:30頃には太郎平に着くことができた。昼頃からは霧がわき涼しくなったが, 景色も見えなくなってしまった。
薬師沢小屋への下り道にある看板で,薬師沢小屋にはテントサイトがないのが分かり どうしようかと思案しつつ下るうち,妻が木の枝に足を取られて転倒し,目の縁を切ったので, 何となく先に進に進む気にならず,薬師沢小屋に素泊まり(\5200)となった。 カベッケ原は何となく通り過ぎてしまった。 夏に営業小屋に泊まるのは,子供が小さいときの子供連れ山行 以来久しぶりだ。平日なので小屋はひどい混雑もなく快適だった。

8月3日
岩魚止めの滝手前 岩魚止めの滝・
   水量は多く遡行の困難さが伺われる
4:00頃から縦走する人は小屋を出発し始め,結構人が減ってしまった5:30にまだ 水は冷たそうだが出発。足跡からどうも先行パーティーがいるようだが, 赤木岳に抜けるまで誰にも会わなかった。 黒部川本流は晴天が続き水位が下がったようだが,それでも 渡渉は腰近くまで濡れてほんとうに冷たい。1:30位で岩魚止めの滝のある函の入り口に着いた。 古いシュリンゲを掴んで岩棚にあがろうとしたがうまくあがれず,荷物を下ろして空荷で あがった。水量の多い流れを見ながら岩棚をたどると,赤木沢に入る巻き道にすぐ着いた。
赤木沢にはいると水量は激減し,威圧感も全くなく何となく拍子抜けのする沢となった。 でも今日も快晴で快適な沢登りとなる。

赤木沢の最初の滝 赤木沢の連瀑 赤木沢の大滝 源流のお花畑

次々現れる斜瀑やなめは特に支障なく通過しドンドン進める。 欲を言えばもう少し通過に困難さがあればおもしろいのに。アプローチの遠さを考えれば ちょっと残念な気がした。
大滝の左岸を巻きすぐ上流の二股を右側にはいると水量も減りだし平凡な渓相となる。 背後の鷲羽岳が大きく見えてくるようになり,昨日同様雲が広がりだした。快晴は午前中 だけかもしれない。
源流部はきれいなお花畑だった。本流の水流が途切れる辺りで, 右側から水が吹き出ているところがあり,ここで渓流シューズを脱ぎ, 軽登山靴に履き替える。稜線まで,這松の少なそうなところを選びながら進む。 稜線直下で幅は狭いが横に広く広がった雪渓があり,雪の幅が最も狭いところで雪を渉り 14:20に稜線出でる。残念ながらガスが出て何も見えない。とにかく赤木岳のピークまで 往復し薬師峠のテント場まで下る。(太郎平17:00,テント場着17:20)

8月4日 3:55テント発。薬師岳頂上でご来光を見るにはやや遅くなってしまった。 見晴らしが良くなる前に日が昇ってしまい残念だった。 霧が少しかかっているが今日も快晴だ。避難小屋値から景色は良くなってきた。

朝日に輝く槍ヶ岳 朝霧の中の剣・立山 30数年ぶりの薬師の頂上 薬師峠

  5:55にようやく頂上に着いた。大学1年の時以来30数年ぶりの頂上だ。 剣岳の登攀合宿の後,三の窓から縦走してきたのだが頂上のことは全く覚えていない。 当時歩いた剣・五色が原がよく見え懐かしかった。思わずゆっくり休み頂上発は 6:20となった。
7:35テント着。後かたづけをして9:15発。今日もすばらしい快晴の中,折立に12:45に着いた。 自動車はかなり増えていた。
折立より林道を飛越トンえるに戻る途中,トンネルの少し手前で小熊が道路を横切っていった。
山之村「高原の駅」でそばを食べ,神岡に出て41号経由で帰ることにした。県道90号の分岐に 「幅員狭」の但し書きと共に「東海北陸道 飛騨清美I.C.」の看板が出ていたので90号経由 でI.C.まで行った。高山市内を抜けるよりかなり早かった。
飛騨清美I.C.通過時刻がまた通勤割引時間帯になったので,関I.C.でいったん高速を出て入り直し 戻った。清美ー関\1300,関ー三好\1950だった。

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