山域・コース | 三重県 奥香肌峡 迷岳 |
実施年月日 |
2007年11月17日(土)
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参加者 |
杉本夫婦
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11月17日(土) |
名古屋南I.C.ー<伊勢湾岸・東名阪・伊勢道>ー松坂I.C.ー
<166号>ー奥香肌峡ホテルスメール(登山口)
10:00登山口ー<飯盛コース>ー11:45飯森山11:55ー 12:30唐谷分岐ー13:10頂上13:30ー<布引谷コース>ー 16:20ひらせ橋16:45ー17:15登山口ー<166号>ー 松坂I.C.ー<伊勢・東名阪・伊勢湾岸>ー名古屋南I.C.(車走行距離314.9km) |
以前から大台の山に入ってみたいと思っていたが,何となく,車でのアプローチは遠い割に標高は低く 暑苦しそうでいまいち尻があがらなかった。 ただ一般の登山コースでは,この迷岳とヌタハラ谷と 池木屋山と大峰の弥山川は気になっていて最近急に行きたくなった。ヌタハラ谷は11月では少し遅い気がし, 弥山川は アプローチも遠く距離も長いので敬遠し,高速道路の通勤割引が使え楽に日帰りできる 迷岳に決た。 手元のあまりにも古い「山渓アルペンガイド大峰大台(1993年版)」では, この飯盛山コースと布引谷コースがバリエーションルートとして紹介 されているので,今はルートも整備され楽に登れるだろうとタカくくって出かけた。 松坂I.C.から奥香肌峡まではかなり遠かったが,車も少なく一部を除き道幅も広く特に 疲れることもなかった。 登山口前の駐車場に登山者の姿はなく,また下山するまで頂上付近で宮川コース?から 上ったと思われる人の声を聞いただけで人の姿を見ることはなかった。 10:00とやや遅めの出発となり,初めての山で様子がわからないので,明るいうちに蓮ダムにつくよう, 登りは急ぐことにした。 異様な山容の飯盛山を見ながら,主稜線に向け最初から急な登りとなる。稜線に出でてからも意外と尾根は細く,岩場も多く 手で岩や木の根を持って上る箇所も多くおもしろい登山道だった。でもスピードは出ず,飯盛山までなかなか着かずやきもきした。 飯盛山からは多少歩きやすくなったが,唐谷コース分岐手前あたりまでは結構歩きづらかった。 頂上近くなると山容は穏やかになり頂上から?人声が聞こえた。頂上は飯盛山あたりとは異なり平凡な山容で,宮川村からの登山標識があった。頂上に人影はなくすれ違うこともなかったので宮川村からの人たちだったようだ。 布引滝コースを下山することにし早々に頂上を出発した。踏み跡とテープを頼りに布引滝を目指して下る。滝の右岸を下る道は岩場やガレにぬれた落ち葉が積もり歩きにくく時間がかかった。道は崩れてわかりにくい場所も結構多かった。細い水流にカモシカ?の死体が横たわっていた。もう腹部は腐敗してなくなっているのだが肋骨や角に着いた血の色が妙に赤く作り物のようだった。途中時々わからなくなる踏み跡をたどり,暗くなるほんの少し前にようやく蓮ダム下の平瀬橋まで着いた。稜線からひらせ橋に降りる道は「古いアルペンガイド」の地図通りたどったが,明瞭な踏み跡はどうも別の方向だった。 ホテルスメールで入浴して帰途についた。暗い静かな山里は非常によい雰囲気だった。 |