山域・コース | 西穂〜奥穂〜北穂〜双六へ縦走 |
実施年月日 |
2009年08月02日(日)夜発〜5日(水)
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参加者 |
杉本夫婦
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コースタイム | |
08月02日(日) |
17:00自宅発→<伊勢湾岸・東海環状・東海北陸>→飛騨清見I.C.→<中部縦貫>
→高山I.C.→ <471号>→新穂高(道の駅泊)
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08月03日(月) |
新穂高ロープーウェイ7:00発→山頂駅7:35発→8:25西穂山荘8:30→9:35独標
→10:00ピラミッド10:05→10:45西穂高岳10:55
→12:00間ノ岳12:04→12:45天狗の頭12:56→天狗のコル→15:00ジャンダルムの頭
→16:00馬の背→16:20奥穂高頂上→17:00穂高山荘
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08月04日(火) |
穂高山荘4:40発→5:15涸沢岳→7:20北穂高頂上7:40→A沢コル8:53→長谷川ピーク
9:13 →11:15南岳11:37→中岳13:00→13:45大喰岳13:55→飛騨乗越14:14
→14:30槍肩の小屋14:40→15:20千丈乗越15:25→樅沢岳18:20→18:50双六小屋
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08月05日(水) |
双六小屋5:30発→6:35双六岳頂上6:45→中道分岐7:03→9:55弓折岳分岐10:25
→15:00新穂高温泉
新穂高温泉→<471>高山I.C.→<中部縦貫>→飛騨清見I.C.→<東海北陸> →ぎふ大和I.C.→<156>→郡上八幡→郡上八幡I.C.→<東海北陸・中央・東名> →名古屋I.C.→自宅 |
行動記録 昨年の夏はアキレス腱の断裂で松葉杖を使っていて大きな山行もなかったので,今夏の山行は夕食着き7 小屋泊まりにして荷物を減らした。その代わりにできるだけ長い距離を歩く山行を計画した。 でも子供連れ以外では,夏山で,食事付き小屋泊まり前提は初めてで,なんとなく抵抗があった。 08月02日(日) 不安定な天気が続いたが明日から晴れそうなので,登山開始は明日からとして出発した。 ひるがの高原や平湯峠など高所では霧雨なので,少し心配しながら「道の駅・上宝」 まで行き車中泊とした。 08月03日(月) 登山者用無料駐車場に気づかずロープウェイの駐車場に車を置き, 7:00の始発に乗るため改札に並んだ。 このため駐車料金\5000-を払うはめになった。 ロープウェイ山頂駅から,今日は長丁場なので展望台をパスして出発した。 西穂山荘でも特に時間をつぶすこと無く通過し,独標を越え西穂頂上まで難なく着いた。 |
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西穂山荘から独標への登り |
独標から槍ヶ岳遠望 |
西穂頂上までは登山者も多かったが,この時間から先に進む人はいなかった。なんとなく縦走路には多くの登山 者が いるように思っていたので意外だった。登 山道も急に荒れた感じになった,逆層の岩場だがフリクションのよく効く岩場を通過し,間ノ岳に向かう。 途中で奥穂から縦走してくる人とすれ違うようになった。これも意外に少なく,すれ違うのに時間がかかることは なかった。 | |
独標から西穂へ |
西穂から間ノ岳へ |
天狗の頭への登り |
畳岩の頭へ |
核心部のジャンダルムに近づくにつれ残念ながら霧が濃くなり,まったく景色が見えなくなってしまった。岩に
描かれたペンキの印をが見えるだけになってしまい,危うくジャンダルムの頂上に登ることなく通過しそうになった。
ジャンダルムの頂上は小さな木 の板の標識が置いてあるので確認できた。
25年ほど前の正月山行できたときも霧が濃く,2回とも景色が見られなかったのは残念だった。 |
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ジャンダルムへの登り |
馬の背 |
奥穂小屋は超満員で,夫婦で布団1枚のスペースしか無く,ほとんど眠れなかった。 槍ヶ岳を目指し早々に飛びだした。 涸沢岳から槍ヶ岳までは初めて歩く道なので楽しみにしていたところだ。 | |
涸沢岳から奥穂・ジャンダルム遠望 |
涸沢岳から北穂へ縦走開始 |
北穂から奥穂・前穂遠望 |
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西穂ジャンダルム間に較べ歩きやすいためか,縦走者は多かった。かって涸沢のテント場から登ってきて滝谷に下りたところも もう忘れてしまってわからなかった。天気もよく岩稜を快適に歩き,南岳に着いた。 もう今回の縦走も終わったも同然のような気になった。 | |
飛騨泣きへ |
長谷川ピーク |
南岳からだいぶがんばって歩いたが大喰岳あたりからばてだした。 槍ヶ岳の肩の小屋の前で,旅行社のインストラクターが多くのツアー客に大声で,夕食に生ビールをつけますと呼びかけているみて 肩の小屋に泊まる気がなくなった。槍の穂も大混雑のようなので,何回も登ったことがあるのでパスして双六小屋へ行くことにした。 食事付き小屋泊まりなので荷物は軽く,長い距離を歩くのはあまり苦痛ではないが,夕方からは霧も濃くなりさすがに遠かった。 行動時間は14時間になってしまった。 | |
キレット・背景は北穂 |
30年前に登った小槍 |
双六小屋に荷物を置いて頂上まで往復することにした。昨日までの岩稜はまったく違う, カールの雪渓やお花畑の道である。若い頃登った北海道の山の雰囲気と似ていて落ち着いていていい感じだ。 不思議なことに,今までは岩稜のスリルのある道の方がおもしろいと感じていたのだが,今日はこの道の方が好みに合っていて, 急に穂高の岩稜の縦走が色あせたものになった。こんな経験は初めてだった。 もう穂高の岩稜歩きがくどすぎる年齢になったのかもしれない。ゆっくり景色を楽しみ新穂高に下山した。 | |
双六岳頂上から鷲羽岳 |
中道から双六岳お花畑 |
双六岳頂上から槍・穂高遠望 | |